マックスはその場所の中心人物だった若手音楽家。実験音楽の伝統を大切に、現代的な感性で独創的な音楽を精力的に発表しています。

1. Conjunctive Phase Standards (Synthesis)

彼ならではな電子音楽の技法が確立され、アンダーグラウンド実験音楽通に認知された出世作だと思います。自分もこのカセットで衝撃を受けました。下記に添付しているPRビデオで惹きつけられた印象と、全編通して聴いた印象がいい意味で違って、脈絡のないような断片的な音の連なりがなぜか妙にリズミカルに聞こえてくる不思議なテクノ音楽です。

Max Eilbacher – Conjunctive Phase Standards (Synthesis) ANM024

2. Schizophrenia as Architecture

ロックバンドHorse Lordsのベーシスト（他にもDrainolithのサポートメンバー）でもあり、ボルチモアの仲間と色んな音楽ユニットを組んでいたりする、マックスの幅広い音楽への興味と探究心が詰め込まれたベスト盤的な内容だと思います。
A面は電子音と声と環境音とノイズと、いろんな音を素材に立体的に構築した短編集、B面はソロライブパフォーマンスって感じ。

Bandcamp

以上2点に、2019年に彼が来日した時、お土産にいただいたセルフリリースカセットをランダムに2本と、楽譜、テキスト作品などの印刷物を同梱します。