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サウンドアーティストエリックフライがかつて運営していたカセットレーベルより、Silk Dune名義で発表した2つの視聴覚芸術(オーディオビジュアルアート)作品と、彼が敬愛するオランダ、ウールデン生まれの作曲家・パフォーマー・詩人ヤープ・ブロンクのカセットをセットにした特別商品。
Sleepy Cobalt Sounds (cassette) 2013
2,750円 [税込 including tax]
収録内容
1. Silk Dune - Comb
2. Silk Dune - Systemic Crevice
2016年にエリックの日本ツアーを企画した時、東京公演の会場POOLの音響が4.1chで音を鳴らすのにちょうどいい環境で、この公演の最後の演目としてSilk Dune名義のカセットのようなインスタレーションをお願いしました。音を立体的に動かして視覚的な空間を作る視聴覚芸術(オーディオビジュアルアート)という分野があることは知っていたけど、実際に大音量でパフォーマンスとして体験するのはその時が初めてで、会場を動きながら聞くのが本当に楽しくて驚きました。何よりリハーサル中に音響を確認するエリックが本当に嬉しそうで、こういう環境で音を鳴らすことが本当に好きなんだなって見ていてとても嬉しい気持ちになったことを今でも覚えています。
ステレオデッキでこの作品を聞くと、鮮明に感動が蘇る自分にとって特別なアルバムです。音が生き物のように動き回る感覚は、歌などの楽曲を鑑賞するのとは全く異なる特別な体験です。安価なモノラルカセットデッキでは再現できませんので、例えばこのカセットデッキ(めちゃくちゃいい音ってわけでもないかもしれないけど、自分が使用しているステレオで再生できる安価なカセットプレイヤーです。)とかを買って、ぜひステレオでご堪能ください。
Eric Frye - Live at White Page Gallery, Minneapolis, 2015
3. Jaap Blonk - Songs of Little Sleep
2016年にエリックが日本に来たとき、お土産に持ってきてくれたカセットです。Sleepy Cobalt Soundsは、身近な同世代の音楽家だけでなく、古き良き実験音楽・大御所アーティスト(LAFMS関係の音楽家、SMEGMAやNazi Knife関係のアーティストC.F.など)も同列に取り扱っていて、この作家も1953年生まれのベテランアーティストだそうです。真新しさはないし、好みは分かれるかなと思うのですが、流石の風格というか、ブレないパワーがあるアバンギャルドな作品です。
things that i (we) heard around OTO building