Track 03
essay by Sandra Moyano Ariza
大切な友人とフェイスタイムで会話した録音から、自分の声を抜き取り、相手の声だけを抽出したオーディオ作品。作者のセオドアが発する音や声は存在しないのに、まぎれもなくセオドアはここにいて、間違いなくこれはセオドアのアルバムだと言わしめる強度があります。すごい作品です。
angoisse (cd with booklet) 2017
1,650円 [税込 including tax]
挑戦的すぎる内容にキョトンとされる方もいるかもしれません。きっとこの作品は音楽ではないし、サウンドアートや現代美術と定義するのも難しいかもしれません。これまでに同じようなアイデアで作品を作った人もいるかもしれないし、評価を受けている作品と比較してこの作品がどうとか評論することもできると思います。
評価を基準に物事の価値を分析したい人の心を打つ作品なのかはわからないけど、音楽はやめる。自分がどうするべきかわかったかもしれない。という衝動をもとに作られたっていうこの作品にはきっと特別な魅力があると思います。
things that i (we) heard around OTO building