2022年3月25日 11:30頃
音ビルの引越し作業をしてたとき、月に一度音ビルを清掃してくださっていた清掃業者の方もちょうど清掃に入られていて、「引越しですか?」と声をかけられた。これまで挨拶を交わしたり、お互いに何か困ったこととかを報告したりする中ではあったんだけど、こうやって話しかけられたのはこの時が初めて。これまでお世話になりました。毎月ありがとうございました。と返事を返し、その後少しだけ、最初で最後かもしれない世間話をした。かつて音ビルは「名和ビル」というオフィスビルだったそうで、その方は、入居していたオフィスからの依頼で「名和ビル」の清掃を行なっていたらしい。今は名和ビルから「音ビル」に名前が変わっている通り、全てのオフィスが撤退し「名和ビル」での仕事を一度完了したんだけど、それから数年後の2019年の春、今度はおおさか創造千島財団の依頼で、旧名和ビル「音ビル」をまた清掃することになったそう。時をこえて異なる依頼主から同じビルの清掃を依頼されるなんて、思ってもいなかった出来事が起きた「音ビル」には特別な愛着があったんだけど、清掃業者の方も今月いっぱいで音ビルの清掃業務を完了する予定らしく、このビルとは今日がほんとの最後かもしれないって清掃業者の方が話し終えた後、反射的に、まだ何が起こるかわかりませんよ、なんて社交辞令って類の返事をしたら、「春はなんかおかしいですわ」と笑われて、それにはもう言葉は返さずただ笑って答え、その後は当たり障りのいい言葉を避けて、最後にはっきりと「さよなら」と言い合い、もうきっと会わないだろうその方と清々しくお別れした。
things that i (we) heard
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2019.4.2 - 2022.3.312022年3月を持って、ペフは 音ビル での活動を 完了2019年度から2021年度におおさか創造千島財団の創造的場づくり助成を受け行われた活動をまとめたウェブサイトを公開しました。
音ビル 2019 - 2021 | OTO Building
「瓦版や」ミニフリマ&手作り市